桃の実がだんだん大きくなってきました!
この中から、大きくて形の良いものを残して間引く、「摘果」という作業をしています。
桃の実の赤ちゃんたちも、あとわずか二か月の間に、大きくて立派な甘〜い桃に成長します。樹木の力、大地の力、太陽と水の力。当たり前だけれど、なんだか凄いと思いませんか?
ただ今、りんごの花がまっさかりです。
りんご畑が広がる丘は、まるで白い綿雪が一面に 降ったよう。
でも今年は寒さ続きで、花の中心が黒くなってしまったものもあり・・・、
実にならなければわかりませんが、例年通りには収穫できないかもしれません。
「所詮人間など自然には太刀打ちできない。」 農家は皆、達観と諦念とを少しづつ持ち合わせているような気がします。
りんごの花って、密やかで美しい・・・。
花を集める作業をする時は、手を休めてしばしば 見とれてしまいます。
実はこれ、もうすぐ始まるりんごの花の人工授粉の用意なのです。大量に集めた花は機械にかけられ、そこから花粉を抽出します。
りんごの花が咲いたら、その取り出した花粉を丸い羽根毛状のはけにつけ、花のひとつひとつに花粉付けをしていきます。人が「蜂」の役割をするわけですね。
8月上旬の「加納岩」(←岩石の名前ではなく桃の種類です!) に始まり、「あかつき」「黄金桃」と収穫+発送が終わりました。 今年は晴天続きで味もよく、「大きくて見事な桃」 「びっくりするくらい美味しかった」と、皆様からとても嬉しい感想を いただきました。
9月5日頃から「川中島白桃」の収穫が始まります。 お申し込みのお客様、もう暫くお待ちください。
果樹園にも、色とりどりの花が咲く賑やかな季節がやってきました! 桃の花とたんぽぽの共演は、「まるで桃源郷みたいだなぁ・・・」と、毎年毎年見入ってしまいます。
桃の枝(右側の写真)にはたくさん蕾がついています。実はこの枝、根本で折れた幹から伸びているんです。わずかに残った根本から、懸命に養分を吸い上げているんですね。 生きようとする桃の木の生命力。
左側はオオイヌノフグリのちいさな花。まだ寒い中、雪解けとともに咲き始めるたくましさに、まだ遠い春を真っ先に教えてくれる花です。
暖かい春の日差しに桃の蕾もふくらんできました。 ただ今果樹園では、摘蕾(てきらい)作業の真っ最中。 桃の実をつけたい場所に、大きい蕾をいくつか残すように 蕾をひとつひとつ丁寧に間引いていきます。